飲食店経営のメモ

飲食店で起こることをメモ書き

結局、飲食店の言い分は聞き入れられない。

焼肉のユッケ問題は別として、たとえば感染症を伴う食中毒の場合、お客様の立場は守られるが、飲食店の言い分は聞き入れられず、なんとも言い難い事態に巻き込まれることもある。

たとえばノロ。一番怖い、巻き込まれ型のケース。

団体客Aのなかに、1人ノロウィルスの感染者がいたとする。そのお客様から団体客A全体に感染した場合、通常であれば、みながみな、食べくいした中に食中毒の原因があったのではと疑う。これは当然のケース。

怖いのは、そのもともとの感染者から従業員が感染してしまった場合。

当然、体調を崩した団体客Aは保健所に報告し、保健所から飲食店に検査が入ります。そして従業員の検便をして、そこからノロウィルスが出てきた場合は飲食店側に責任があるということに。

仮にお客様からの感染であっても、それは立証できない。そうなればお店側の責任は逃れられず、賠償問題や営業停止などの措置に。

もし、逆に、従業員には感染せずに、お店に責任はなかった、そういう判断になったとしても、お客様に精神的苦痛を強いられたと損害賠償を求めることなんてできない。

何もなくてよかったと思い込ませるしか気持ちのやりどころがないですよね。食中毒に関して、お店の言い分は聞き入れてもらえないので、どこまで自衛できるかは限られていますが、体調だけは崩さないように管理するしかないですね。